暮らしのバトン

フクヤ建設 営業担当 石川が住まい手を訪ね、
みなさまの暮らしを通してBATON DESIGN WORKSの家づくりをお伝えします。

場所:安芸市
床面積:83.63㎡(25.3坪)
完成:2020年11月

安芸市の中心街から車で数分。変わったデザインのお家やねぇ!と、工事中から評判になっていたお家がある。一見すると平屋のようだが、実は2階建のお家だ。取材に伺ったのは、まだご夫婦が住み始めたばかりだという、新居で初めて過ごすクリスマス当日。
では、おじゃまします。

絶対、好きやと思う!

安芸市でナス農家を営んでいる山中さんご夫婦。旦那さまの祥総(よしのぶ)さんと奥さまの優希子さんは関西で出会い、結婚。4年前から一緒に農業を始めたのだそう。
そんなふたりが通っている美容室に、インタビュアーの石川も通っていたことがフクヤとの出会いのきっかけだった。今では石川を「藍さん」と呼び、家族ぐるみで呑みに行くほど親しい仲なのだとか!
あらためて当時を振り返ってもらいながら、フクヤでのお家づくりについてお話をうかがった。

優希子さん:
「結婚を機に旦那さんの地元の高知に帰ってきたんやけど、ここにずっと住むって決めた時には“いつかは家を建てたいな”って夢があったから、土地がたまたま見つかったっていうのをきっかけに家づくりを始めた感じだったかな。」
祥総さん:
「土地は、両親とか近所のおばちゃんとかがちょこちょこ教えてくれたりしてて。この土地も、親戚のおばちゃんがあいてるよって教えてくれたから。」
石川:
「高知市内なら不動産情報はたくさんあるのでそれを建築会社が紹介したりっていうのはあるんですけど、ここら辺の土地まで一緒にご紹介できる工務店は少ないんじゃないかと思いますね。
最終的にこの土地に決めた理由は何だったんですか?」
優希子さん:
「ここはちょっと奥まってるけど、津波がきても浸水外のエリアやし、今後はちょっと栄えてくるんじゃないかって言われてるみたいで。ちょうどあったからラッキーっていうか…ねぇ?」
祥総さん:
「うん、安かったしね。
もう、ちょうど去年のほんま今頃…秋ぐらいに買うってなったかな。」
優希子さん:
「それからモデルハウスを見てまわって、野市にあるひかりタウンにも行って…。
でも結局はどこもしっくりこんかったというか、自分たちの好きなテイストのお家がなかなか見つからんかったんです。
そんな時にkiki*のスタイリストさんに、工務店がいまいちピンと来てなくて…
みたいな話をしてたら、“絶対、好きやと思う!”ってフクヤさんを教えてくれて。ホームページを見たらすごい好きな感じで、しかもちょうどその時期に見学会もやってて。」
*高知市内にある緑に囲まれた小さな美容室 kiki
石川:
「それで、12月末の物部の平屋の見学会に来てくれたんですよね。お家のテイストはこことはまたちょっと違う感じでしたけど、結構あのお家は色々こだわってるお家で…勾配の天井だったりとか玄関の収納とか。そういうところが気に入ったって感じですか?」
優希子さん:
「ていうよりは…この空間って感じかなぁ? 家の雰囲気というか、つくり方というか…。う〜ん…この広々してる感じとか、奥行きの感じというか…。」
祥総さん:
「あの物部の見学会が平屋では初めて行った見学会やんな? それまで当たり前みたいに2階建てってイメージしてたから…別に平屋は考えてなかったし。」
石川:
「あの物部の平家も、山中さんの担当をさせていただいた竹村*が設計したお家ですね。その物部のお施主さんは、この「暮らしのバトン」のインタビュー取材で以前お伺いした藤村さんのお家を見て、フクヤでのお家づくりを決められたんです。そしてその物部のお家を見た山中さんもまた、フクヤでお家づくりをされるという(笑)。まさにバトンのようにお家づくりの思いや感性がお客さまからお客さまへとつながっていくんだなぁと感じています。」
*フクヤ建設の設計チーム「BATON DESIGN WORKS」設計士 竹村 春香
優希子さん:
「私たちはその後に介良のBATON HOUSE*を見に行って、その時に竹村さんから物部のお家も私が設計したんですって教えてもらったんですよ。
もう、竹村さんのあの感じとかも…すごい魅力的やって。雰囲気のある方やないですか。こだわりというか、お家の設計に対する熱意みたいなものをすごい感じて…それがすごいなぁと思って。」
*BATON DESIGN WORKSが手掛けた展示場
祥総さん:
「バトンのあの家もすごい良かったしな。あそこは今もあるの?」
石川:
「ありがたいことに今はもうあのお家は売れてしまいましたね。」
優希子さん:
「その時はまだ営業担当は別の方やったんやけど、kikiのスタイリストさんが“もうホンマに絶対合うから! 藍さんに営業担当してもらって!”って…(笑)。
私たちは、もうフクヤやったら全然良いというか…、どうする…? って感じやったんやけど(笑)。」
祥総さん:
「最終的に“私が電話しましょうか?”って言ってたもんな(笑)。」
優希子さん:
「そうそう(笑)。でも、そうやって強く言ってもらわんかったら担当を変えて欲しいなんて言えんかったと思う。今となっては、あの時にそう言ってもらって本当に良かったなって思います。」

打ち合わせがしたいから、もう一回お家建てたい

石川:
「それで私が山中さんを担当させていただくことになって、間取りの打ち合わせを私の自宅でヒアリングしたんですよね。どんな暮らしをしたいですか? とか、趣味はなんですか? とか。でも…それがもう、見事に何もなくて(笑)。」
祥総さん:
「そう、なんもない。趣味もない…こだわりもない…。
それで昔話になって、工場でプラスチックを溶かしたり伸ばしたり引っ張ったり切ったりする作業をしてた時の話を…(笑)。」
石川:
「そう! もう本当に…面白くて(笑)。今まで色々なお客さまと打ち合わせをしてきましたけど、山中さんとの打ち合わせが1番笑った気がします。楽しかったですよね、懐かしいなぁ。」
優希子さん:
「うん、あの打ち合わせがほんまにめっちゃ楽しかった! もう打ち合せを楽しみに仕事頑張ってたから、全部の打ち合わせが終了した時は“え、なくなったの?”って、ほんま泣きそうになって(笑)。また打ち合わせがしたいから、もう一回お家建てたいくらい。結果、また同じのができあがるんやけど(笑)。」
石川:
「フクヤの打ち合せ棟でも、桜の時期にお花見みたいな雰囲気でお菓子を食べながら打ち合わせしましたよねぇ。当時、祥総さんは禁煙して3日目くらいだったんでしたっけ? 全然喋らなくなったりして(笑)。」
祥総さん:
「家を建てて、タバコやめました。」
石川:
「以前、祥総さんが呑みながら自分で家を建てるってことについて語ってましたよね。若い時、大阪で暮らしてた自分はクズやったけど、今では“自分で家を建ててるんだ”ってことに感動してるっておっしゃってて。それを聞いて、私もすごく感動したんです。」
祥総さん:
「若い頃はとにかくお金がなくて、売れん芸人みたいな生活してたから(笑)。
けど、今はもうちゃんと…見事に更生して家も建てました(笑)。」

藍さん家が理想

石川:
「お家づくりの要望ってあまりなかったですよね。トイレの導線くらいで。」
優希子さん:
「そうそう(笑)。ハウスで仕事してる時にトイレに行きたい! ってなったら家に帰ってすぐ行けるように(笑)。あと、リビングがこう広がる感じとか…。
それから、実は虫がちょっと苦手で…外で洗濯物干したくないから家でできるようにしてもらいました。」
優希子さん:
「この畳リビングも、農作業から帰ってきた時とかゴロゴロしたり、ハウスに入れん時期とかわりと家におるし…とにかくここが充実してて欲しいって思ってたから、もう今は畳じゃないと無理!(笑)。
やっぱり藍さん家を見てたから、あのお家が理想やったんです。もうそのまま建ててもいいっていうくらいに。」
石川:
「敷地の広さの問題があってそのままというわけにはいかなかったですけど、プラン自体は結構もう竹村の提案というか…。」
祥総さん:
「丸投げしたって感じやった(笑)。やっぱり、フクヤはどれも家自体が全部いいなと思ったし、自分らが何も言わんでもいい家が建つんやろうなって…安心感みたいなものはあったかな。」
優希子さん:
「歳とった時のイメージも湧くというか…。この先何十年と家族も家も一緒に年を重ねていくんだなぁって想像できたんですよね。」
石川:
「嬉しいですね。ヒアリングの時にはもう私たちの方がお家のイメージが膨らんでいたので、竹村もその熱をもったまま早くプラン描きたいって言ってたんですよ。湧き上がってくるこのイメージを早くプランに落とし込みたいみたいな(笑)。
そのくらい勢いというか…熱量がありましたねぇ。
もうその1回目に出したプランからほぼ変わらずですよね。」
優希子さん:
「うん。間取りとかは全くほんとに一緒。最初はダイニングも土間やったけど、最終的に今のかたちになって…。あ、土間カッコいいなって。」
祥総さん:
「うん、いい感じ。」
石川:
「逆に私たちが“山中さんにこういうお家に住んで欲しい!”っていう気持ちが強くて(笑)。実はペレットストーブも私がこのお家に置いて欲しくて、機種も勝手に選ばせてもらったという(笑)。あとは、差し掛けの駐車スペースとかも、雨の日でも荷下ろし作業がしやすいようにとか…。こちらのイメージとか竹村の提案要素もたくさんあって、仕様もほぼ私の自宅と同じで…。提案したものをほとんど受け入れてくれたって感じでしたね。」
優希子さん:
「そう、提案してもらったやつが全部好きなやつやったからもう変えようがなかった(笑)。キッチンからリビングとダイニングが繋がってるこの一体感も、前の家は賃貸でカウンターキッチンみたいに区別されてる感じやったから、今のこの一体感がすごい気に入ってるんです。
お家に帰ってきた時の木の匂いも“あぁ、豊かやなぁ”って気持ちになりますね。」

竹村さんの絵に感動した!

祥総さん:
「絵に感動した。」
優希子さん:
「そうそう! 竹村さんの絵に感動した!
最初ペレットストーブを提案してくれた時は全然想像つかなくて、どんな感じなんやろうね? って思ってたけど、竹村さんの絵を見て…。」
石川:
「あの絵を見てペレットストーブを置くことに決めたんですか? わりと決断が早かったですよね。」
祥総さん:
「竹村さんの絵を肴にして晩酌してたくらい(笑)。もうあの絵を見た時に…」
優希子さん:
「欲しくなってしまって(笑)。私は結構、これを置いたらこんなことになるんじゃないの? みたいなマイナス面を探しがちなんですけど、もうその絵を見て逆に置く理由を探し始めて…(笑)。」
祥総さん:
「家の中で一番気に入ってるのも、ストーブ前!」
優希子さん:
「やっぱり炎がゆらゆらしてたりパチパチしてたりするのがいいなぁって思いますね。エアコンとかヒーターとはまた違う暖かさがあるし。
でも…、やっぱり全部好き! 障子の感じとかもめっちゃ好きやし…もう全部気に入ってる!」
祥総さん:
「もう、フクヤ以外で建てたくない! って言うてたよな。フクヤで建てられへんかったらもう建てへんわって(笑)。」
優希子さん:
「うん、絶対にもうフクヤじゃないと無理! って(笑)。
私…実はちょっと藍さん信者みたいなところがあって…(笑)。ラジオYouTubeSNSも全部チェックしてて(笑)。」
石川:
「色々チェックしてくださって嬉しい!(笑)。 そこまでフクヤにこだわっていただいてたなんて、本当に光栄です。ただ、予算的には最初の想定よりも相当オーバーしてましたよね。最初は2,000万くらいで考えられてて…。」
優希子さん:
「そう、家だけやったらそのくらいなんかなぁって思ってて…。そしたら…厳しかった(笑)。」
石川:
「でも、融資の担当者さんがすごく良い方で…。こちらの希望が色々と重なり過ぎて、本当にもう無理だから家を建てる時期をずらして欲しいみたいな感じのことを言われてましたけど(笑)。」
祥総さん:
「でもそこは藍さんがすごい頑張ってくれたよね。途中で別の会社やったら借りられるけどって。そういう選択肢も持ってきてくれたり。」
石川:
「もう私が建てたかった(笑)。やっぱり、家づくりってテンションというか、流れも大事で…それを止めたくなかったから“今建てたいんです!”って勢いで先方とずっとお話していて。結果的には私たちの第一希望を一生懸命可能にしてくださったから、最後に電話でご挨拶させていただいた時には感慨深い気持ちになって泣きそうになりました(笑)。」

もう1回建てても、このお家がいい

石川:
「これからお家づくりさる方へ何かアドバイスはありますか?」
優希子さん:
「もう…とにかく、任せといたら間違いない!
希望をできるだけ伝えて、小さい疑問も全部相談して解消していって、自分たちが納得してお任せすること。あと、設計士さんとか営業さんと一緒に家づくりを楽しんでください。一生に一度のことだし、ポジティブに楽しむことが大事かなぁって。」
祥総さん:
「うん、そうやね。ほんまにそれやと思う。まぁ、俺らがちょっとゆるすぎなんかもしれんけど(笑)、例えば予算のこととかも結局は考えても同じやと思うし、もう生きてたら払えるくらいに考えてた方が得というか…(笑)。もちろん、金額も金額やから真剣になってしまうのは当然やけど。」
優希子さん:
「私たち楽しみすぎたよね(笑)。終わりたくな~い! ってずっと言ってて(笑)。」
石川:
「お客さまによっては色々とご自分で調べてたくさんの要望をまとめていらっしゃったり、中には図面を描いていらっしゃったり、イメージを完全にかためてからお家づくりを始める方もいます。お互いに共鳴し合えるようなお家づくりができれば問題ないと思うんですけど…足並みが揃わなくなってきたりすると、お客さまも“楽しむ”という感覚ではなくなってきてしまうところはあるかもしれませんね。」
祥総さん:
「ある程度お任せすることは大事かなと思う。
あと、それこそ家とかって3回建てな納得する家はできんみたいに言うけど、うちはそれはもうないかな(笑)。」
優希子さん:
「もうこれ! もう1回建てても絶対このお家がいい!」
取材後記

まるで長年のお友達の家に遊びに来たような居心地の良さと、笑いの絶えない楽しいお話ばかりだった今回の取材。キラキラした笑顔で楽しそうにお話される奥さまと、静かにポツリポツリと穏やかにお話される旦那さま、そして“藍さん”との絶妙な掛け合いが、このお家づくりがどんなに楽しかったのかを物語ってい
るようでした。
「あぁ、豊かやなぁ」という奥さまの言葉に、木の持つ豊かさや優しさが住まう人の心や生活を豊かにしてくれるんだなぁと実感できるインタビューとなりました。

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